「二人暮らしを始めるけど、初期費用にあまりお金をかけられない!」という方に向けて、初期費用が50万円で足りるかを検証してみました。
結論としては、初期費用50万円は何も考えずに二人暮らしを始めようとすると足りず、逆にちょっとでも節約を意識すれば足りる金額という結果になりました。
今回は、その二人暮らしの初期費用の内訳と、50万円で足りるように節約する方法をご紹介します。
- 二人暮らしを初めたいが、初期費用にあまりお金をかけられない人
- 二人暮らしの予算が50万円以下の人
- なるべく初期費用を抑えたい人
二人暮らしの初期費用、総額50万円で生活はスタートできるのか
ここからは
- 家賃
- 家具・家電・日用品
- 引越し
の面から、二人暮らしの初期費用が50万円で足りるかを検証していきます。
家賃
今回は、全国でも平均家賃の高い「東京都」でのパターンを検証してみます。
Data Analyzeで公開されているデータをもとに、二人暮らしで住みやすい「1LDK・2K・2DK」の家賃の平均を出してみました。
結果、家賃の平均は約8万8,542円になりました。
ただ、賃貸契約となると、敷金・礼金・仲介手数料が必要な物件もあり、初期費用には合わせて家賃6ヶ月分ほどかかる場合も(もっと多くなる可能性も)ありえます。
先程計算した、東京都の賃貸の平均値を6倍すると53万1,252円…。
この時点で予算を余裕で超えてしまうのです。
そのため、「家賃を抑えたい」という意味だけで考えるのであれば、敷金・礼金・仲介手数料のどれか1つでも0円の賃貸を探すか、家賃の安くなる郊外を探すのがおすすめです。
例えば、「敷金・礼金なし」の物件で家賃7万円の場合、前家賃・仲介手数料などで合わせて14万円~まで抑えられるのです。
※その他、火災保険の保険料や保証会社の保証料、鍵交換費用などがかかる場合があります。
家具・家電・日用品
1から揃えるとなると、かなり費用がかかるのが「家具・家電・日用品」です。
費用を抑える方法を挙げるとすれば
- なるべく安い家電・家具を買う
- 一気に揃えようとしない
- 中古品を探す
- 知人から譲り受ける
- 家具のレンタルサービスを使う
- 家具・家電付きの賃貸を探す
の方法があります。
この中では、知人からもらったり中古品で探すのが一番安いのですが、「新品じゃない」ということや、大型のものは搬入が大変ということを考慮しなければいけません。
そのため、ネットで安く家具・家電を揃えると、搬入が手軽なうえ、通販サイトによってはポイントも貯まってお得です。
試しに、家電が安いアイリースオーヤマ商品を販売している「アイリスプラザ」で、「ひとまずは生活できる」という必要最低限での初期費用を計算してみました。
▼結果はこちら
※家電は時期によって価格変動します。この表より安くなっていると買い時です!
冷蔵庫(81L) | ¥29,800※ ▶ノンフロン冷凍冷蔵庫 81L PRR-082D-Bを見る |
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洗濯機(6kg) | ¥34,800※ ▶洗濯機 6.0kg IAW-T604E-Wを見る |
電子レンジ | ¥9,680※ ▶電子レンジ 17L ターンテーブル PMG-T179-Bを見る |
カーテン | ¥4,050※ ▶1級遮光 防炎 ドレープカーテン 幅100cm 2枚組みを見る |
寝具(2人分) | ¥6,280×2 ▶ポリエステル綿布団7点セット S PCFT7-Sを見る |
合計 | ¥90,890~ |
※2023年11月時点
これらのものが合計で9~10万円ほど。
あとは、日用品や衛生用品などを買い揃えれば。ひとまずは生活できます。
ただ、これらの商品は価格設定が低めの家具・家電を選んでいます。
また、生活に余裕が出てきたら、炊飯器やテレビなどを買い足すこともあるでしょう。
そのため、長期的な二人暮らしを考えるのであれば、もっと予算を多めに考えておく必要があります。
また、一時的な初期費用を抑えるのであれば、家電レンタル・家具レンタルのかして!どっとこむが便利です。
家電や家具が月数千円~で借りられるので、ずっと使い続けると費用はかかりますが、一時的であればとても役立ちます。
引越し
引越しに関しては、移動の距離や荷物量、建物の形状などによって値段が大きく変わります。
そのため、一概に「予算はこれくらい」とは言えません。
ただ、確実なのは
- 荷物の量が少ないに越したことはない
- 繁忙期は値段が高くなるため避ける
- 引越し業者の比較サイトを使って、さまざまな業者で検討する
の3点は、費用を抑える上で特に大切になっていきます。
そのため、引越し侍予約サービスなどの比較サイトを使って、引越し料金をしっかりと比較・検討をしてみて下さい。
ちなみに、私が過去にした引越しでは、家具・家電を引っ越した後揃える予定だったので、自分の荷物はダンボール数個のみでした。
すべて宅配便で送ったので、実際の引っ越し代は1万円ほどに収まっています。
ものが少ない方は、このように宅配便も活用してみて下さい。
検証結果:初期費用は何も対策しないとあっというまに50万円を超える
今回は50万円の予算を超えないような案を提案してみましたが、様々な制約が含まれます。
例えば、通勤・通学が近いからといって都心部に引っ越せば、家賃は10万を優に超えますし、敷金・礼金・仲介手数料などの存在を無視してしまえばあっという間に60万超えの初期費用が掛かってしまいます。
逆に、家賃が安く抑えられても、こだわりの家具・家電が欲しいとなると、うん十万もの初期費用がかかります。
そのため、
など、いろいろと気を使ったほうが良いのが、この「50万円」という壁なのです。
二人暮らしの初期費用を50万円で抑えるまとめ
しかし、工夫次第で、二人暮らしの初期費用を50万円以下にするのは難しくありません。
- 家具・家電付きの物件を探す
- コンロ、エアコンなどが最初からついている物件を探す
- 敷金・礼金・仲介手数料のどれか1つでも0円の物件を探す(ただし、敷金に関しては払っておいたほうが良いパターンもある)
- 駅チカなど家賃が高くなるところを避ける
- 在宅勤務なら郊外の賃貸にする
- 家具や家電をレンタルで揃えるか、中古で買う。または譲ってもらう
- 引越し前に荷物を少なくして、引越し料金が安くなるようにする
など、できることはたくさんあります。
「塵も積もれば山となる」という言葉もあるように、少しずつでも実践すると、積み重なってぐんと費用が抑えられますよ。