「二人暮らしをしているけど、電気代が高すぎるかも」と不安に思っている方に向けて、二人暮らしの電気代の目安をご紹介します。
結論から言うと、二人暮らしでの電気代の目安は月額8,708円です。
※地域によって差はあります
この金額より高すぎる場合は、電力会社の見直しや電気代の節約を検討したほうが良いかもしれません
この記事では、二人暮らしの電気代の目安の詳細と、それを下回る我が家が使っている電力会社・節約方法をご紹介します。
- 二人暮らしで電気代が高いと悩んでいる人
- 二人暮らしの電気代の目安を知りたい人
- 電気代を安くしたい人
二人暮らしの電気代の目安
二人暮らしの電気代の平均は、総務省の調査※1によると月額8,708円と言われています。
共働きの場合、妻が専業主婦の場合などを表にまとめました。
二人暮らしの電気代の平均※1 | 共働きの場合※2 | 妻が専業主婦の場合※2 |
---|---|---|
8,708円 | 8,975円 | 9,462円 |
※1 出典:「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 3-1 世帯人員別 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯 年次 2020年」(総務省)を基に作成
※2 出典:「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 3-11 妻の就業状態,世帯類型別 勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満) 年次 2020年」(総務省)を基に作成
二人暮らしの電気代は8,000円代~9,000円代が目安なので、これより大幅に高いようであれば、電気代の削減を目指したほうがいいかもしれません。
ただ、地域別に見ると、電気代の高い暖房をよく使う・使わないがキーとなっています。
例えば、北海道・東北・北陸などは全国平均より電気代が高く、逆に沖縄は全国平均より電気代が低くなる傾向にあります。
平均より低い、筆者(子なし・二人暮らし・首都圏在住)の年間の電気代まとめ【2019年・2020年】
ここで、二人暮らしの電気代の平均より低い筆者のケースをまとめてみました。
※引っ越しなどでデータ不十分の月は「-(ハイフン)」で表示しています。
※2019年1月から2020年4月までは東京電力(従量電灯B)、2020年6月から現在までは東京ガス(ずっとも電気IS)を契約しています。
2019年 | 2020年 | |
---|---|---|
1月 | 3,136円(98kwh) | 4,280円(154kWh) |
2月 | 2,382円(82kwh) | 3,498円(126kWh) |
3月 | 3,556円(122kwh) | 3,805円(137kWh) |
4月 | 3,901円(135kwh) | 4,440円(160kWh) |
5月 | 4,035円(141kwh) | – |
6月 | 3,135円(107kwh) | 3,174円(119kWh) |
7月 | 3,314円(116kwh) | 5,131円(189kWh) |
8月 | 5,525円(198kwh) | 5,035円(221kWh) |
9月 | 5,936円(215kwh) | 7,169円(308kWh) |
10月 | 4,109円(149kwh) | 5,930円(267kWh) |
11月 | 3,812円(136kwh) | 5,486円(220kWh) |
12月 | 3,494円(125kwh) | 5,810円(238kWh) |
平均 | 3,861円(135kwh) | 4,887円(194kWh) |
表にまとめてみると、2019年は共働きで通勤していたため電気消費が少なく、テレワークになって自宅にいた時間が長かった2020年は一気に電気使用量が増えました。
それでも、何とか二人暮らしの電気代の平均8,708円より安く済んでいます。
二人暮らしの電気代を抑えた方法
我が家のケースで電気代を抑えられたポイントは、電力会社を変えた点と、ゆるい節電をしていた点です。
方法1:電力会社を変える
我が家の場合、「電力会社といえば東京電力」という程度の知識しかなく、引っ越しで電力会社を契約するときも、「新電力の種類が多すぎて調べるのが面倒くさい」という状態でした。
ただ、
- ガスとセットにするだけでお得になる電力会社
- キャッシュバックなどのキャンペーンを行っている電力会社
など、割引がシンプルな電力会社も多く存在します。
今回、新しく東京ガスを選んだのも、基本料金が安くなるというシンプルなキャンペーンを行っていたからです。
そのため、節約をしたい方は、今の電気代から安くなるかシミュレーションだけでもしてみるのがおすすめです。
お得なキャンペーンを行っている電力会社
ここからは、実際にキャンペーンを行っている電力会社をご紹介します。
キャッシュバックが大きい会社や、ガス・ネットなど横展開でお得になっている会社があるので、自分のライフスタイルにあった電力会社を探してみましょう。
最大2万円キャッシュバック:エルピオでんき
■キャンペーン期間中の申込みで最大2万円キャッシュバック
■11か月目の電気料金から契約地域・容量によって割引がされるので、10ヶ月未満で解約しないよう注意が必要
■解約は「エルピオでんきご解約申込」のフォームから簡単にできる
J:COMサービス利用者におすすめ:J:COM 電力
■毎月の電気代が割引に(最大10%OFF)
■2021年9月30日まで、キャンペーンで4ヶ月間基本料金無料
■2年縛りなどの制約がない
ローソンをよく使う人におすすめ:まちエネ
■ローソンの無料クーポンが毎月もらえる
■電気料金に応じてPontaポイントがもらえる
方法2:無理のない範囲での節電をする
私の場合は、自分が苦しいと思わない程度のゆるい節電を心がけています。
首都圏在住、IHなし、床暖房なしで実際にやっているのは以下の3点だけです。
- ささいな照明でもこまめに消す
- 冷房温度は低すぎず、暖房温度は高すぎないようにする(冷房は28度、暖房は20度ほど)
- 保温カーテンを使って、冷気や暖気が逃げないようにする
特に、保温カーテンの効果はかなり高いです。
夏場は冷房の冷気が、冬には暖房の暖気が部屋の外に逃げないようにしてくれます。
部屋の温度と窓ガラスを触ったときの温度の差が歴然なので、かなり保温カーテンに助けられています。
また、基本的に夫婦二人でリビングで仕事しているので、照明やエアコンを使う部屋が限られているのも大きなポイントとなっています。
電気代が高すぎる場合は、無駄に暖房や冷房を使っていないか、テレビを付けっぱなしにしていないかなど細かくチェックしてみましょう。
おわりに:工夫次第で電気代は安くなります
地域によって差はありますが、二人暮らしでの電気代は目安は月額8,708円ほどです。
この金額より高すぎる場合は電力会社の変更、節電を検討してみて下さい。
「電力会社が多すぎてよくわからない」という方は、ガスとセットで安くなる会社やキャンペーンを行っている会社を選ぶのがおすすめです。
より細かくシミュレーションしたい場合は、電力会社の比較サイトを使ってみると、どれだけ節約できるのかが分かりやすいですよ。