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体・心を整える体調管理

潰瘍性大腸炎の寛解への道は病気のことを知ることから

とたいそう偉そうなタイトルをつけてしまいましたが…。

実は、潰瘍性大腸炎の診断が降りた後、食事指導がされたことは一切ありませんでした。

同じ病気の家族に聞いたところ、「食事制限を厳しくするとそれがストレスになることもあるから最近はしてないみたいね」ということを聞き、「ふーん、そんなものか」と楽観的に考えていました。

結局、その後は5-ASAのみで寛解できたので好きなものを食べていたのですが、発症から数年後に症状がかなり悪化。

何を食べても便意がおき、食事が恐怖になったこともあります。

そのときになって初めて、炎症が起きているときは「低脂質・低残渣が良い」ということを知り、好き放題していた食事で自分を痛めつけていたんだな、と実感することができました。

また、NSAIDsの鎮痛剤も良くないということを知らず、頭痛持ちの私は頻繁に使用していました。

これらのことは後から主治医に聞くと「実はそうなんですよね」というパターンが多く、最初から教えてもらったことはありませんでした。

まぁ、主治医はコロコロ変わっていますし、私が頻繁に頭痛薬を使っていることは知りません。

なので、「なんで教えてくれなかったんだ!」という怒りは全くありません。

ただ、「自分の身を守れるのは自分だけだ」ということは身を持って実感しました。

上記の情報は、ネットで調べればすぐに出てきます。

自分があまりにも体を大事にしていなかったので、知る機会が無かっただけのことです。

潰瘍性大腸炎が何度も再燃するようになってからは、病気についていろいろと調べました。医療機関のサイトも良いのですが、Xなどの個人の方の発信もかなり参考になります。

もちろん、発信者はプロではないので、どの情報が自分にあっているのかは精査する必要があります(例えば、広島漢方などは賛否両論です)。

なので、比較的リスクが少なく、自分に合いそうな健康法は試すことにしました。


腸内細菌の餌になる水溶性食物繊維を積極的に接種したり、オメガ3を意識的にとったり、ビタミンDの錠剤を飲んだり…。

すると、次第に体に元気が戻ってきますし、「この栄養素はどういう役割なんだろう?」「どうして炎症が起きてしまうのだろう?」という興味から勉強を始めたり、西洋医学以外にも東洋医学に興味が出たり…と自分の体に真剣に向き合うようになりました。


もちろん、これらのことが「寛解につながった!」とは断言できません。それが難病というものですから。
しかし、自分の身体を無視した生活を続けていれば、寛解が遠のいていたのは確実だと思います。

少しでも寛解に近づくには、病気のことと自分の体と知ることから、が第一歩だと考えています。