↓筆者の持病歴はこちら
関連記事で分かる通り、確定している病気と「疑い」にとどまっている病気が多いのが現状です。
過去に入院の経験もなく「入院・手術をしてもお金はなんとかなるだろう」と思っていたのですが、それは潰瘍性大腸炎限定の話。
もし他の自己免疫疾患にかかれば、別の内蔵に重篤なダメージがくる可能性もありますし、手術までいかなくとも検査入院などでお金がかかってしまいます。
潰瘍性大腸炎の方は医療費助成制度のおかげで上限が決まっているのですが、他の難病は「疑い」時点では助成がおりません。
高額医療制度もありますが、ありがたいことに夫がかなり稼いでくれているので、扶養に入ってる私は上限値が高いです。
それに保険適用外の治療になったら…と色々と心配になってしまい、持病が合っても入れる「引受緩和型」で「告知事項に引っかからないうちに」医療保険に入ることに決めました。
医療保険といえば、長期入院で収入減が心配な方や、貯金があまりない方に有効かと思います。
私もその考えで「保険料払うなら投資に回したほうがマシ」と思っていたのですが、いざ病気が重なると「資産が減る恐怖感」というものは感じます。
生涯、結果的には支払った保険料の方が高くなるかもしれませんが、20余年生きていて自分は「目先の物事にとらわれる性格」だということがわかっているので、貯金が減るのを嫌がって手術や入院を避けるよりは、手術をしても「給付金がおりる」という安心感の方が精神衛生上良いだろうと判断しました。
病気になってから医療保険の選び方
難病になってしまうと慢性疾患として定期通院が必須なので、ほとんどの医療保険の告知事項に反してしまいます。
しかし、「引受緩和型」という条件が緩和された保険も数多くあり、難病だからといって保険に入れないわけではありません(多少従来の商品より金額が上がるというデメリットはあります)。
「引受緩和型」の多くは
- 過去◯ヶ月以内に入院・手術・検査を医師に勧められたか
- 過去◯年以内に入院・手術をしたか
- 過去◯年以内にガン・認知症・アルコール依存症・統合失調症・肝硬変などの診断があったか
という告知事項があります。この「◯年(◯ヶ月)」というのが結構ネックで、この条件がうまく自分と合った商品を探す必要があります。
絞り込んだ3つの商品
私の状態としては「直近に医師から『検査』を勧められている」のでやや商品が限られます。そのなかで、「2年以内に手術をしていない」ので下記商品が選択肢になりました。
- 【三井住友海上あいおい生命保険】&LIFE 医療保険Aセレクト
- 【チューリッヒ生命保険】終身医療保険プレミアムZ ワイド
- 【東京海上日動火災保険】ビューカード「からだ」の保険(スタンダートB)
【三井住友海上あいおい生命保険】&LIFE 医療保険Aセレクト
告知事項が比較的緩やかで、過去や直近に入院・手術が無ければ選択肢にあがる商品。
入院5日目までは入院給付金日額の一律5日分を受け取れるのが他社の商品であまり見かけなかった魅力でした。検査入院など短期間の入院でももらえるのであればかなりお得です。
【チューリッヒ生命保険】終身医療保険プレミアムZ ワイド
「【三井住友海上あいおい生命保険】&LIFE 医療保険Aセレクト」よりほんの少し条件が厳しい。「過去2年以内に入院・手術をしていない」というのは引っかかるかたも多いかも知れません。
ただ、ネットで手続きを完結させるなどコスト削減をはかっていることもあり、他社の商品と比べて安いのが魅力の1つです。
【東京海上日動火災保険】ビューカード「からだ」の保険(スタンダートB)
ビューカード保有者限定ではありますか、告知事項がかなり優しめです。特約のオプションの自由度が無いのが難点ですが、主契約自体が特約並み&保険料が他社と比べてお得です。
ただ、保険料は一律ではなく、年齢とともに上がって生きます。
1年ごとの更新ですし「別の保険の告示事項をクリアするまでの一時しのぎ」としての選択肢もありかもしれません。
保険料申請にやや手間が掛かりそうなのが難点です。
【「チューリッヒ生命保険】終身医療保険プレミアムZ ワイド」を選びました
- 告示事項をクリアしている
- ネットで申し込みが完了する
- 保険料申請もネットでできて簡単
ということで、「契約したあともなるべくストレスを減らしたい」という考えから「チューリッヒ生命保険】終身医療保険プレミアムZ ワイド」を選びました。
入院給付金日額は3,000円で、女性疾病特約(女性がなりやすい疾患なら+3,000円)をつけています。
今気になっていることは「膠原病で入院になるか」「妊娠で帝王切開にならないか」の2点であり、この2点を「女性疾病特約」でフォローできる商品だったので選びました。
これに先進医療特約をつけて、月々2,000円ちょっとになりました。掛け捨てなら許容できる金額だと思っています。
今病気が安定しているひとこそ医療保険の検討を
1つの難病だけならなんとかなっても、合併症や新たな病気で精神的・経済的に気持ちがまいってしまうことがあります。
その状態でいざ保険に入ろうとしても、入院・手術などの告知事項に引っかかって入れないケースも多いです。
健康な人ですら急性の病気で長期入院することもあるので、我々のように持病がある場合はよりそのリスクに備えなければいけません。
1年くらい入院しても何とかなる経済状況ならそれほど過敏になる必要もないかと思いますが、先進医療を行う可能性やガンのリスクがある関連の病気をお持ちの方は、病気が安定しているうちに入れる保険を探しておくのも大事かと思います。