大量に余りがちな去年の年賀状。実は使える場面が多く、捨てずに有効活用することができます。
手軽なのは以下の4つの方法です。
- 郵便局で切手と交換する
- 普通のはがきとして使う
- 寄付をする
- メルカリで売る
去年の年賀状は、使う時期さえ気を付ければ普通の官製はがきのように使えます。
もちろん、増税前で今のはがきと料金が違っていても、差額を払えば問題ありません。
ものを減らしたい方はぜひ参考にしてみて下さい。
こんな方におすすめです
- 去年の年賀状を使える場面があるか知りたい人
- 増税前の年賀状の有効活用法を知りたい人
- 無駄なく去年の年賀状を使いたい人
去年の年賀状が使える場面4選
郵便窓口で切手やレターパックと交換する
去年の年賀状は、郵便局に行って手数料(1枚につき5円)を支払えば切手に交換してもらえます。
実際に、古い52円の年賀状7枚分を交換してみました(去年どころか、だいぶ前のものですが…)。
値段にして364円分です。
郵便窓口に行って、切手と交換してほしい旨を伝えるとすぐに対応してもらえました。
今回は窓口の人が気を利かせてくれ、84円切手4枚分とすっきりした形になりました。
交換には手数料(写真赤枠の35円)が必要ですが、交換予定の切手と相殺してもらっています。
現金で払ったのは7円となりました。
交換方法として以下の2パターンがあります。
- 手数料を全額現金で支払う
- 手数料分を交換予定の切手から差し引いてもらう
交換したい希望額がある場合は、あらかじめ窓口で相談しておくと良いでしょう。
他にも、特定封筒(レターパックなど)にも交換できて、汎用性が高い方法なのがポイントです。
交換するときのポイント・注意点
印刷済みのはがきも交換できる
書き損じや印刷済みのはがきでも、所定の手数料を払えば切手などに交換ができます。
ただし、料金部分が汚れてしまったものは交換できない恐れがあるため、交換に行くまで取り扱いに注意しましょう。
去年の年賀状→今年の年賀状には交換できない
日本郵便の公式サイトにある「よくあるご質問・お問い合わせ」に書かれていますが、去年の年賀状を今年の年賀状に交換することはできません。
そのため、今年の年賀状が欲しい場合は、新しく購入する必要があります。
古いはがきをため込むよりも、別の使い道を探した方が良いでしょう。
普通のはがきとして使う
去年の年賀状は、普通のはがきとしても問題なく使うことができます。
現在のはがきと同じ料金であればそのまま使えますし、増税前など値段が足りない場合は不足分の切手を貼ることで使えるようになります。
料金が足りないなら不足分の切手を貼る
現在の郵送料金から額面の料金を引いた不足分を、印刷してある料金部分が隠れないように貼りましょう。
貼る切手は、料金が多い分には問題ありません。
例えば、手元に額面50円のはがきがある場合、郵送料金63円(2020年現在)との差額13円分以上を張ればOKです。
1枚で収まりきらない場合は、縦に連ねて貼っていきましょう。
年賀イラストがある場合でも、被せて貼ってかまいません。
年賀状シーズン(12月下旬~1月上旬)は使うタイミングに注意
年末ごろに「○○○○年賀」のイラストが残った去年の年賀状を使ってしまうと、来年の元旦まで配送されない恐れがあります。
これは、郵便局で膨大な量の年賀状を扱うので、投函された年賀状が来年の干支のものかまでかは区別されない可能性があるためです。
そのため、従来の年賀状のように、元旦に到着するように配送されてしまいます。
このような事態を避けるには、「○○○○年賀」のイラストに被せるように切手を貼るか、イラストに二重線を引くなどして、去年の年賀状ではないことをはっきりと示すようにしましょう。
年賀状シーズンでなければ、特に気にしなくても通常通り相手に届くのでご安心ください。
懸賞にも使える
年賀状は普通のはがきとして使えるので、懸賞に使うのもおすすめです。
「懸賞のためにわざわざ官製はがきを買うのは気が引ける…」という方は、不用品の処分もかねて、去年の年賀状を消費してしまいましょう。
寄付をする
切手に交換したり、無理に消費するのが面倒な場合は、「寄付」をしてみるのも1つの手です。
寄付を募っている団体に、余った去年の年賀状や書き損じはがきを郵送するだけで、簡単に寄付することができます。
システムとしては、寄付先の団体が郵便局へ行って切手に交換し、郵送料として利用したり、金券ショップで換金する仕組みです。
この方法によって、私達は間接的に寄付できることになります。
メルカリで売る
去年の年賀状は、メルカリなどのフリマサイトでも売ることができます。
利益目的ではなく確実に処分したい場合は、額面より安く出品すると売れやすくなります。
理由としては、額面通りだと、買い手が郵便局で交換する時の手数料で損をしてしまうからです。
ただ、送料とフリマサイトの手数料が掛かるため、思ったような売上は出ないかもしれません。
郵便局に行くのが面倒な人や、郵便局が遠いところにある人の最終手段かと思います。