先日、人生3回目となる大腸内視鏡検査を受けてきました。
個人的に、「内視鏡を入れられること」より「腸管洗浄液を飲むこと」が嫌いだったのですが、「死ぬほどイヤだけど3回目だし余裕でしょ」と思っていました。
…が、見事に「内視鏡」の方で撃沈。
今回は、そんな悲しみと「これから初めて大腸内視鏡検査を受ける」「検査前に下剤を飲むのが苦手」な方にちょっとしたアドバイスをご紹介します。
3回目となると、モビプレップなどの前処理も慣れてきた
私の通っている病院では、前日の夜に下剤を飲み、当日の朝にモビプレップ(腸管洗浄液)を飲みます。
このモビプレップ、絶妙に美味しくないんですよね。シソ風味のスポーツドリンクに薬品を混ぜたような、独特の味がします。
ただ、高齢の方にとっては「昔使われていたものよりかは遥かにマシ!」という意見も多く、実際に飲めなくはありません。
しかし、若い世代にとってはこの独特な味が「人生初の腸管洗浄液」なので、苦手という方も多いのです。
私も最初は「え、これを2時間近くかけてゆっくり飲むの…?」と絶望しましたが、3回目となると、ある程度「対策」をすることで慣れてきました。
慣れた理由1:飲める勢い(気力)があるうちに飲むようになった
モビプレップは1L~1.5Lほど飲むのですが、1杯(約180ml)に10~15分かけてる必要があります。
私の場合、自分の体力があるうちは10分くらいで飲むようにしていました。
というのも、1杯飲むのに15分も時間を掛けると、脳に「まずい」という感情が染み付き、だんだんと拒否反応が出てくることがあったためです。
※病院によっては、1杯に5~10分など時間を短くしてもOKなところがあるようですが、そこは看護師さんの説明をしっかり守って下さい。
また、後半になるにつれ、味がきつく感じてくる&トイレの間隔が近くなるので、飲むペースが乱れがちです。
それも踏まえて、体力のある前半のうちに、ある程度テンポよく飲むのも手だと考えています。
慣れた理由2:病院のシステムをある程度把握していた
同じ病院で3回目の内視鏡検査だったので、
- トイレの位置を把握する
- スムーズにトイレに行きやすい席(複数人同時でやったり、1人ずつの専用トイレがない場合)を確保する
- 待ち時間の暇つぶしアイテムを持っていく
- トイレが混むので、少しでも便意を感じたらすぐトイレに行く
- 内視鏡検査までの流れや通る部屋を認知しておき、緊張しないようにする
など事前に対策をしていました。
私自身、慣れていないことや経験したことがない出来事にとても弱いため、ある程度脳内でシュミレーションすることで、心穏やかに検査を受けれるようにしています。
前回は病院の都合で待ち時間が長かったので、今回はその経験を踏まえ、イヤホンを持ち込みスマホで好きな動画を見ていました。
慣れた理由3:前日は腹八分目
人生で初めて受けたときは「検査前日は消化に良いものならある程度食べて良い」と勝手に解釈していたので、ご飯を食べられるタイムリミットまでご飯をたっぷり食べていました。
…が、その結果、便がキレイになるまでかなりの時間がかかることに。
そんなことがあってからは、例年、前日は腹8分目で抑えることにしています(もともと少食なので、一般人からしたら1日1食分くらいしか食べていないかもしれません)。
正直、寝るときにお腹が空いて寝れなかったり、翌日に空腹で乗り物に乗って、吐き気を感じてしまうことはあります。
ただ、食べる量を抑えたことで、モビプレップのコップ3杯目くらいから便が透明になったので、前処理がとてもスムーズでした。
※病院によっては、便が透明になっても「1Lは絶対にモビプレップを飲んで下さい」と言われるので、透明になってもなお飲み続けるという辛さはあります。
ただ、内視鏡自体は慣れなかった
私の通っている病院では、睡眠導入剤を処方してもらえるのですが…。
正直、検査中に寝続けられたことはありません。
毎回、必ず痛みで起きてしまいます。
※お医者さんに聞いたところ、そういう方は少ないそうです。
しかも、今回は「挿入が難しかった」と先生もおっしゃっていたほどで、人生で経験したことのない痛みを感じました。
前回・前々回も痛みで起きたのですが、我慢できる痛みだったので、「モビプレップを飲むよりはましだろう」と侮っていたのです。
しかし、そんなことはありませんでした。内視鏡検査がラスボスでした。
(先生の腕前や腸の形、腸の状態なども影響あるそうです)
4回目の対策ができました
今回学んだのは、
- モビプレップはまずいけど慣れる
- 内視鏡検査は相性悪いと慣れない
ということでした。
普段から通院している病院だと「内視鏡検査のときだけ病院を変えよう」とはできないので、次からは内視鏡検査を最警戒しつつ、また来年がんばって挑もうと思います。