「片付けられないことで夫に怒られた」「妻が片付けられない性格で困っている」という方に、部屋が散らかり放題→ミニマリストになった筆者が「片付けられない妻から卒業するために必要なこと」をご紹介します。
部屋の状況は心理状況を表すもの。場合によっては夫婦で深く話し合う必要があるかもしれません。
片付けられない妻になる原因は幼少期からの癖と心の不調
片付けられない妻になってしまうのは主に2つの理由が挙げられます。
- 幼少期から片付けが苦手だった
- 何らかの心の不調(ストレスや不安)がある
この2点です。
幼少期から片付けが苦手だった
「幼少期から片付けが苦手だった」場合は、まず片付けの方法が分からないことや、片付けをする習慣がない場合がありえます。
私自身も子どものころは足の踏み場がないほど部屋が汚かったです。
しかし、なぜか「どこに何があるか」把握していることもあり、その状態が危険な状態だとは認識していませんでした。
むしろ、自分の手の届く範囲にすぐに欲しい物があるのは快適な環境でした。
何らかの心の不調(ストレスや不安)がある
普段は片付けができていても急にできなくなてしまった場合は、「心の不調」によってできなくなてしまった可能性があります。
「部屋は自分の心理状況を表す」とも言われており、 日々のストレスや不安によって片付けられなくなることは誰にでもあり得ます。
「最近部屋が散らかってきたな…」と思う方はまずは自分が何かに疲れていないか、片付けをしながらでいいのでゆっくり時間を取って考えてみましょう。
逆に、パートナーが片付けられなくなってしまったら、いきなり責めるのではなく、まずは何か悩みが無いか話を聞くが大切です。
片付けられない妻から卒業するためにやったこと
モノを減らすのが片付けの近道
まず前提として、モノがなければ部屋は散らかりません。
例えば、使ったはさみを置きっぱなしにしている理由は、
- はさみを使った場所から収納場所までが遠いこと
- 収納ボックスがごちゃごちゃしていること
- 「ペンケースに入れる」など手間が多いこと
が挙げられます。
モノが少なければ「手の届く範囲に小さいボックスを置いておいて、そこにはさみなどの文房具を数本入れるだけの状態にしておく」ということができれば、収納までが億劫にならないのです。
面倒だったらそのボックスに放り込んでおけばいいわけですし、中身を少なくすれば探すのにも迷いません。
モノを少なくすることで収納スペースに余裕を生ませ片付けをしやすくすることと、「モノの住所(=収納場所)」を決めておくことで、モノが出しっぱなしで片付けられていない状況を異様だとすることが目的です。
モノの減らし方は、「断捨離」や「こんまり」に関する著書で詳しく解説されていますので、ぜひ読んでみて下さい。
行動力を上げる訓練をする
ただ、中にはいくらモノが少なくても片付けられない癖が直らない人もいます。
その理由として、面倒くさがりやであったり、物事を後回しや先延ばしにすることが多く、モノを出したら出しっぱなしにしてしまうというということが挙げられます。
ささっと定位置に直せば楽なのですが、それすらも面倒になってしまうのです。
私自身も同様の経験があり、モノが少ないにも関わらず、片付けられない妻になっていました。
しかし、「なまけもののあなたがうまくいく57の法則」という本を偶然知り、書いてある内容を実践することによって片付けられない癖が少しずつ良くなっていきました。
何をやったのかというと、本の中に書いてあった「優先順位でなく思いついた順にやる」という内容です。
この言葉を初めて耳にしたときはまさに目から鱗が落ちました。
今までの私は、物事に優先順位をつけていたあまり、片付けなど自分にとって優先順位が低いものは後回しにしていたのです。
もちろん、日をまたげば新しく優先順位が高いものが出てきますので、優先順位が低い片付けは何日経っても後回しになるという悪循環です。
しかし、「思いついた順にやる」ということを実践するようになり、出しっぱなしにしていたモノを目につく(=その場でしまうことを思いつく)タイミングで片付けることで、自然と後回しの癖が直るようになりました。
普段から後回し癖がある場合は、思いついてから5秒以内に実行できるのが望ましいです。
成功体験をつむ
私自身、「片付けられない妻から卒業したい!」と思いつつも、何度も失敗しリバウンドすることが多々ありました。
ただ、片付けられたことによる成功体験が積み重なって、今ではだいぶ片付けられるようになっています。
成功体験とは、例えば
- 片付けたことによって自分に自信をもてたり、空気が良くなったためか仕事が順調になった
- いままで対応を後回しにして金銭面で損をしてしまった手続きも、片付けを行うことで後回し癖が直り、損をすることが無くなった。
というようなことです。
結果的にではありますが「片付けられたことで何かいいことがあった」という成功体験が多くなると、だんだんと片付けられない妻から卒業しやすくなっていきます。
理解し、理解され、自分のペースで着実に直していくのが大事
正直、片付けられない癖は短期で直すのは難しく、さらに、少し気が緩んだり、気持ちの余裕が無くなるとすぐに元通りに戻ってしまいます。
ただ、その気が緩んだ一瞬だけを旦那にピンポイントで指摘されると、妻側としては片付けのモチベーションが下がってしまうことも。
片付けられない妻側の場合は「自分のペースでやりたい」ということを相手に理解してもらうことを、片付けられない妻を持つ夫は、広い心で待ってあげることが大切です。
そして、スローペースであっても着実にやっていくことで「片付けられない妻」のレッテルをはがしていきましょう。